博物館に行ったことのない先生はおそらくいないことと思います。
でも活用しきっているかというといかがでしょうか?
博物館ではこんなこともできるということをご紹介します。ぜひご活用ください。
一番多い利用が常設展示室の観覧です。ご希望に応じ、観覧前に5分程度のオリエンテーションを行います。また観覧のほかにビデオ鑑賞やものづくりの体験メニューも人気があります。
常設展示室の観覧用に、ワークシートも用意しています。
2019年度(3月末現在) 小中高校48団体利用
人気体験メニュー
- イヌイトのヨーヨー おそらく日本ではこの博物館でしか行っていない物づくり体験。作ったあとに遊べます。うまくまわると感動!
- ウイルタのやじろべえ 不思議なバランスでつりあうやじろべえです。手頃な価格と短い時間で完成するのも魅力です。
網走市立第四中学校のプログラムは次のとおりでした
テーマ 北方民族の暮らしを学習し、先人の知恵に学んだことから自分の周りの環境を見直し、今後の生活に生かす。
- オリエンテーション(学校)
- 北方民族博物館で学芸員によるレクチャー受講
- グループづくり、グループテーマ設定(学校)
- 北方民族博物館で資料調査
- 資料整理、レポートづくり(学校)
- 北方民族博物館で報告会
- 学校祭にむけての準備、自己評価
網走市立第三中学校の家庭科でインディアンの革製の靴「モカシン」をつくりました。このメニューは、担当と先生と博物館で相談してつくりあげた新メニューです。一人600円の材料費と限られた時間のなかで、かわいいベイビーシューズが一足完成しました。展示してある実物資料も観覧し、効果は2倍です。
北方民族博物館は道立オホーツク公園の中に立地しています。ここには「オートキャンプ場:てんとらんど」も隣接しており、博物館とてんとらんどをつなぐ散策路も整備されています。あわせてのご利用はいかがでしょうか。
オホーツク公園での宿泊、パークゴルフなどの活動に関してのお問い合わせは、オホーツク公園管理事務所まで。(電話0152-45-2277)
博物館での職業体験も受け入れています。受付での接客業務や、学芸員のように資料整理を行うなど、体験内容はご相談に応じます。
博物館利用のための事前学習を希望される場合、職員が学校を訪問し、指導することも可能です。よりよい博物館での学習のために事前打ち合わせをお願いいたします。
クラブ活動でも博物館は利用できます。北海道北見緑陵高等学校放送局はサハリン少数民族のウイルタの民話をテーマにラジオ番組を作成しました。
先生のしらべもの
授業の準備のために博物館を利用する場合は、展示観覧は無料になります。受付で教師であることをお話ください。また博物館には「特別利用」という制度があり、調べに必要な、開架していない図書やビデオを利用することもできます。事前にご連絡ください。
先生の研修会
北方民族博物館では毎年初任者研修の受け入れを行っています。また、サハリン先住民の文化を学ぶ、社会科の先生のグループの利用などもあります。研修会・研究会で北方民族博物館をご利用になる場合、常設展示観覧は無料になります。また講堂もご利用になれます。ご希望に応じて、レクチャーや物づくり指導も行います。
博物館を利用するのにいくらかかるの?
学校団体で博物館の展示を観覧するのにはお金はかかりません。引率の先生も無料です。ものづくりのときには、材料費をいただいています。お支払いは当日でも後日でも。
博物館を利用したいのだけど、誰に相談すればいいの?
まずは博物館課にご連絡ください。内容によって、学芸員が相談に応じます。
児童・生徒をどうやってつれてゆけばいいですか?
網走市の学校は、スクールバスを利用しています。市町村の教育委員会にご相談なさってはいかがでしょうか。駐車場も完備しています。
お弁当を食べる場所はありますか?
お天気のよい日は、外の芝生をご利用ください。雨天で他にもよおしのないときは講堂が利用できる場合もあります。(50人程度まで)
流氷館や博物館網走監獄へも行きたいと考えているのだけれど遠いのでしょうか。
流氷館までは車で2分。博物館網走監獄までは車で5分とすぐ近くです。
遠足を予定していて、雨天のときだけ利用というような申し込みもできますか。
雨天時利用だけの申し込みも受け付けています。お気軽にお申し込みください。
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