H2.102.1
木製蒸し曲げ調理具<クッキングボックス>
Cooking Box
北西海岸インディアン/トリンギット
Northwest Coast Indians/ Tlingit
米国/アラスカ/ヘインズ
U.S.A./ Alaska/ Haines
1900年頃
w.37.9xh.39.3
木[シダー]
クッキングボックスは「鍋」として用いられたものです。この資料は、一枚の板に切り込みをいれ、蒸気やお湯を使って曲げ、一箇所でとめて底をつけてあります。
食材と水をこのクッキングボックスにいれ、その中に熱く焼いた石をいれます。こうすると石のもつ熱で水が沸騰し、調理することができました。
こうした調理方法はストーンボイリングとよばれています。ストーンボイリングに使われる石は、焼いても割れないものが選ばれました。
トリンギットはストーンボイリングに、クッキングボックスのほか、目を細かく編んだバスケットも使っていました。
(北方民族博物館だよりNo,8)
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