H2.104
トーテムポール<ハウスポスト>
Totem Pole (House Post)
北西海岸インディアン/トリンギット
Northwest Coast Indians/ Tlingit
米国/アラスカ/ヘインズ
U.S.A./ Alaska/ Haines
1990年
木[レッドシダー]
Wayne G.Price 作
トーテム・ポールというと、高さが10m以上の木に動物や人間の彫刻をしたものを思い浮かべることでしょう。トーテムポールはもともとは、北アメリカの北西海岸インディアンがつくる彫刻柱のことで、そこには家の所属する集団が所有する紋章としての動物や、神話に登場する人物が刻まれています。
種類としては、家のそばに独立して高くそびえる「独立柱」、死者の墓地に立てる「墓柱」、家の正面の壁にはめ込んである「入口柱」と当館に展示している「家柱(ハウスポスト)」の4つがあります。
一般にトーテム・ポールというと一番目の「独立柱」のことと思われているようです。
当館のトーテム・ポールは「家柱」です。北西海岸インディアン・トリンギットの彫刻家Wayne G. Price氏の作品で、常設展示の完成にあわせて製作されました。
(北方民族博物館だよりNo,1)
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