平成5年度(1993)
第6回特別展 北緯55度・アラスカ半島の先史文化
【会 期】 平成5年4月27日(火)〜6月3日(木)
【会 場】 北方民族博物館特別展示室
【主 催】 北海道立北方民族博物館
【内 容】 アラスカ半島の中央部、ベーリング海に面するホットスプリング遺跡は、いまから5,500年前頃から600年前頃にかけて形成された貝塚を含む大集落跡で、海洋に適応してきた人びとを解明するうえで重要な遺跡であり、これまで、日本の文化人類学者、考古学者によって数次にわたる発掘調査が行われてきました。この特別展では、そこでの出土遺物を中心に展示するとともに写真記録、図面記録、映像等によりアラスカ半島の先史文化を紹介しました。
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【協 力】 岡田宏明氏、岡田淳子氏
展示担当 青柳文吉・笹倉いる美
国際先住民年記念特別展 北方諸民族と現代の民族芸術
【会 期】 平成5年7月20日(火)〜9月19日(日)
【会 場】 北方民族博物館特別展示室
【主 催】 北海道立北方民族博物館
【内 容】 北方諸民族のさまざまな生活用具に施された精緻な装飾や洗練されたデザインに焦点をあて、各民族の生活環境や精神世界を反映した美術工芸品の展示を中心に、民族芸術の変遷や新たな取り組みについて紹介しました。約100年前のアラスカ・エスキモーとアメリカ捕鯨者との接触によって生まれたセイウチ牙細工や江戸時代のアイヌの工芸品から、現在の観光みやげや芸術作品まで多彩な資料で構成しました。
【協 力】 東京国立博物館
展示担当 齋藤玲子
企画展 オホーツク文化・調査最前線
【会 期】 平成5年11月2日(火)〜11月14日(日)
【会 場】 北方民族博物館特別展示室
【主 催】 北海道立北方民族博物館
【内 容】 当館の3年間にわたる湧別町川西遺跡での発掘調査の成果を中心に、同じくオホーツク文化期の枝幸町目梨泊遺跡、常呂町の常呂川河口遺跡・栄浦遺跡の近年の遺物を展示しました。
【協 力】 枝幸町教育委員会、常呂町教育委員会
展示担当 青柳文吉
第7回特別展 鳥居龍藏のみた北方民族
【会 期】 平成6年2月1日(火)〜3月8日(火)
【会 場】 北方民族博物館特別展示室
【主 催】 北海道立北方民族博物館
【内 容】 鳥居龍藏は東アジアにおける民族学、自然人類学、考古学研究の開拓者として多くの研究業績を残し、日本におけるこれらの学問分野の基礎を築きました。この特別展では20世紀初頭前後に鳥居龍藏が収集した北方民族の衣食住、生業、精神文化などに関わる資料を展示し、当時の諸民族文化を復元的に考察しました。
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【協 力】 国立民族学博物館、東京大学総合研究資料館、鳥居龍二郎氏、大塚和義氏
展示担当 渡部裕
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